バロック様式のベッキオシェイプ
もともとは、250年も昔にヨーロッパに渡った、
有田焼の「粟とうずら」の絵皿がモチーフとなって
生まれたシリーズですね。
うずらは、いつの間にか、にわとりに変わったそうですが。
一昔前ですが、当時、代官山にもジノリの直営店があって、
子育てで買い物に出られない私は、電話で取り寄せしたのです。

届いてすぐに、嬉しくて、誰かにお披露目したくて、
ご近所の、二男の同級生のお母さんをお茶にお誘いしました。
その方は、レッドコックのカップやお皿を目の前にして、
「これは、やはり、縁の金が違いますね。高級品は違いますね」
とおっしゃった。
「え?そう?」 ・・褒めるの、そこ?
「ええ、安い食器の金とは違いますよ。」 ええ? どうしてもそこなの?

その後、親しくなって、何気ない会話の中で、
「私、鳥が苦手なんです。」と言うのを聞いて、
ああ、なるほど、と合点が行きました(笑)
レッドコックの絵柄を見て、彼女はビックリしたでしょうねぇ。

「ぎゃ、ニワトリが、ガン飛ばしてる!」って。
確かにね・・ガン飛ばしてますよね。かなり低い体勢で「何見てんだよぉ」
と言ってますかね・・・
でも、みなさん、この図案、朱の色、惚れ惚れしませんかー♪

え? 縁の金が高級そうに見える?
いえ・・だから、そこじゃなくて・・