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ビアンカの食器棚

大好きな食器の記録を中心に・・


by things-to-do
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夫の実家へ

素敵な宿泊先の朝は快晴。もやが広がっていました。
美瑛から夫の実家まで高速を使っても2時間ほどかかるので、
朝食を頂くとすぐに出発。
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またね美瑛。
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夫の母は90歳で一人で暮らしています。
不便な暮らしを思い、毎月、食品や日用品を送っていますが、
気丈で賢明な義母の声を電話越しに聞いて、その衰えも感じずにいました。

ですが、数年振りに再会した義母は、ひと回りもふた回りも小さくなっていました。
世の中には奇跡的に若々しい90歳もおられますが、義母は90年生きた人なりに
老いていたのです。

夫は二男坊で末っ子です。義母の世代の人にとって、長男と二男はその立場に
格差があるのはしかるべきことで、家長である長男が全てなのです。
夫も私も、(古いと云い捨てて良いかどうか分かりませんが)義母のこの
考え方に長年苦しんで来ました。
戦前の教育を受けた人の、DNAのように根付いた考えは、たとえ長男夫婦と
相容れなくなった今も、頑なに変わることはないのです。

私が三人の息子の一人一人を大切に想い、
三人が人生に望むチャンスを等しく受けられるよう、
親として苦心しなくてはならないと努めて来たのは、
この義母の考えを反面教師として意識したからに違いありません。

けれど、義母の老いた姿に、私はふたたび動揺しています。
「どうしておばあちゃんを独りにしておくの?」息子の問いかけに
即答することができないままです。

離れて暮らす義兄を今も気遣い、
義兄への想いを日々の支えに一人で生活する母。
一方で母は、もう誰かの手に頼りたいのではないだろうか、とも思います。

それは今、
振り切ろうとする母の手を、部外者のような私であったとしても、
引き寄せて守る、それが可能なのかどうか、
東京に戻って、私はまだ逡巡とした思いを決着出来ずにいます。
by things-to-do | 2011-08-30 11:52 | 2011北海道